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ゼロから英会話 スピークで人生初の英会話
始め方 2026年8月10日(更新 2026年9月17日)

スピークでシャドーイングをやる方法【1日10分・4ステップの手順】

AI英会話スピーク(Speak)でシャドーイングをやる具体的な手順を、実機の画面をもとに4ステップでまとめました。シャドーイングがスピーキングに効くことを示した研究も出典つきで紹介します。声を出せない場所から始められる段階の踏み方つき。

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英語を話せるようになるための練習法として、いちばん名前を聞くのがシャドーイングだと思います。

ただ、いざやろうとすると「教材は何を使えばいいのか」「どこまで言えたら次に進むのか」で止まります。私も最初はそこで止まりました。

この記事では、スピークのどの画面をどう使えばシャドーイングになるのかを、実機で確認した内容をもとに手順化します。あわせて「本当にスピーキングに効くのか」も、研究を出典つきで紹介します。

読者
読者さん
スピークって「シャドーイング機能」みたいなボタンがあるんですか?
たろす
たろす
正直に言うと、「シャドーイング」という名前のボタンはありません。ただ、シャドーイングに必要な道具は全部そろっています。どこをどう使うかを整理しますね。

結論:ビデオ・レッスンの音声を教材にすれば、そのままシャドーイングになる

シャドーイングとは、聞こえてきた英語を、影のように少し遅れて追いかけて口に出す練習法です。英文を読み上げる音読と違って、音声を聞きながら同時に喋るのが特徴です。

スピークに専用の機能はありません。ですが、シャドーイングに必要な条件はひととおりそろっています。

シャドーイングに必要なものスピークでは
ネイティブのお手本音声ビデオ・レッスンとドリルのお手本
英文のスクリプト画面に英文と和訳が出る
再生速度の調整1倍速/1.25/1.5/2倍速
巻き戻しボタンあり
短くて区切られた素材1レッスン約10分
自分の声の確認発音判定+お手本との聴き比べ

最後の行がとくに大きいです。ふつうのシャドーイングは「自分が言えているのかどうか」が分かりません。スピークは言えた単語が緑、言えなかった部分がグレーで表示され、お手本と自分の発音を聴き比べできます

この記事の結論 ビデオ・レッスンの音声でシャドーイングし、スピーキング・ドリルで判定してもらう。この2つの往復だけで、教材選びに悩まずシャドーイングが回ります。1日10分で十分です。

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シャドーイングは本当にスピーキングに効くのか【研究を調べた】

「効果があるらしい」で終わらせたくなかったので、根拠を調べました。2つ紹介します。

研究①:8週間のシャドーイングで、即興スピーキングが伸びた

2017年に Journal of Second Language Pronunciation に載った研究が、いちばん今回の話に近いものでした。

英語学習者16人が、携帯プレイヤーで短い会話をシャドーイングする練習を8週間続けています。条件は週4回以上、1回10分以上、そして自分の声を録音すること。

測定したのは2つで、①お手本をどれだけ真似できるか ②その場で自由に話してもらう即興スピーキング、です。この2つを英語話者22人が採点しました。

結果は、訛りの強さ(accentedness)を除くすべての項目で有意に向上というものでした。とくに「伝わりやすさ」と「流暢さ」が伸びた点が重要です。

ここが大事 シャドーイングで伸びたのは「ネイティブそっくりの発音」ではなく、相手に伝わるかどうかと、詰まらずに話せるかどうかでした。英会話で困るのはまさにこの2つなので、目的にきれいに合っています。

研究②:1日10〜15分・週3〜4回・6週間で、聞き取りの土台が変わった

2016年に Language Teaching Research に載った研究では、日本人の大学生43人が1回10〜15分・週3〜4回・6週間のシャドーイングを行っています。

結果、英語の音を聞き分ける力(音素知覚)は全員が向上しました。リスニングのテスト得点まで伸びたのは、もともと得点が低かったグループでした。

参考にした研究
  • Foote, J. A., & McDonough, K. (2017). Using shadowing with mobile technology to improve L2 pronunciation. Journal of Second Language Pronunciation, 3(1). 原文はこちら
  • Hamada, Y. (2016). Shadowing: Who benefits and how? Uncovering a booming EFL teaching technique for listening comprehension. Language Teaching Research, 20(1), 35–52. 原文はこちら
読者
読者さん
どちらも「1日10分ちょっと」なんですね。もっと長時間やるものだと思っていました。
たろす
たろす
そこが救いだと思っています。週3〜4回・1回10分を6〜8週間という条件は、社会人でも現実的な量です。長さより回数、というのが2つの研究に共通していました。
正直に書いておくこと 研究①で唯一伸びなかったのが「訛りの強さ」でした。つまりシャドーイングをやってもネイティブそっくりの発音にはならないということです。目指すのは、日本語なまりでもきちんと伝わり、詰まらずに話せる状態。ここを取り違えると、いつまでも自分にダメ出しをすることになります。

シャドーイングの4ステップ【声を少しずつ大きくしていく】

いきなり音声と同時に喋ろうとすると、まず追いつけません。私も1回目は3語で脱落しました。

シャドーイングには、声の大きさを少しずつ上げていくという定番の段階があります。

シャドーイングの4段階の図解。サイレント、マンブリング、プロソディ、コンテンツの順に口の動きと声が大きくなる

ステップ1:サイレント・シャドーイング(声も口も出さない)

音声を聞きながら、心の中だけで後を追います。電車やオフィスでもできるのが利点です。

心の中で唱えるだけでも、脳は実際に話すときと同じ「運動の準備」をしていることが分かっています。この根拠は電車の中でのスピーク学習にまとめました。

ステップ2:マンブリング(口の中でぼそぼそ)

口の中で小さくつぶやきます。「マンブリング」は「もごもご言う」という意味です。

声量が小さいぶん音声についていきやすく、それでいて口は動いています。ここで初めて「言えていない箇所」が自分でも分かるようになります。

ステップ3:プロソディ・シャドーイング(音とリズムだけ真似る)

意味はいったん脇に置いて、音の高低・強弱・区切りだけを真似ます。「プロソディ」とは、英語の抑揚やリズムのことです。

日本人が英語を聞き取れない原因の多くは、単語を知らないことではなく、知っている単語が音のかたまりになると分からなくなることです。ここを直す段階だと思ってください。

ステップ4:コンテンツ・シャドーイング(意味を追いながら)

最後に、意味を理解しながら声に出して追います。ここまで来ると、聞く・意味を取る・口を動かすを同時にやっていることになります。

いちばん多い失敗は、ステップ4からいきなり始めること 「意味を分かりながら同時に喋る」は最終形です。最初からそこを狙うと、追いつけずに自信をなくして終わります。まずはステップ2のマンブリングで1週間と決めてしまうのがおすすめです。

スピークの画面でどうやる?【メニュー別の使い方】

ここからは実機の画面に沿った話です。無料体験の7日間でメニューを全部開いて確認したところ、シャドーイングに使えるのは「ビデオ・レッスン」と「スピーキング・ドリル」の2つでした。

メニューシャドーイングに理由
ビデオ・レッスン◎ 主役速度調整・巻き戻し・字幕がそろう
スピーキング・ドリル◎ 仕上げ発音判定と聴き比べができる
文法強化説明が中心で音の練習向きではない
語彙力アップ再生速度も巻き戻しも無い
フリートーク自由会話なのでお手本を追う形にならない

ビデオ・レッスン:ステップ1〜3をここでやる

1

1倍速のまま流す

速度は上げない。まずは何を言っているか把握する

2

巻き戻して追う

1フレーズ戻し、マンブリングで3回。追いつけたら声を上げる

3

分からない単語をタップ

意味が出る。ステップ4に進む前にここで潰しておく

「今は話せない」トグルの使い分け 画面右上のこのスイッチをONにすると、発話パートを飛ばしてお手本の音声だけが流れます。ステップ1のサイレント・シャドーイングをやる時はON、声を出せる場所ではOFFという使い分けが便利です。

スピーキング・ドリル:ステップ4の仕上げに使う

ドリルは、お手本の英文と和訳が表示され、マイクに向かって話す練習です。ここがスピークの強いところで、話した結果が緑とグレーで色分けされ、判定が「素晴らしい!」「いいね!」「もう少し」の3段階で返ってきます。お手本と自分の声を並べて聴き比べることもできます。

さらに面白いのが、ドリルが進むにつれて英文が1語ずつ隠れていき、最後は日本語だけを見て自力で言うという作りになっていることです。

この仕組みがシャドーイングと噛み合う シャドーイングの世界には「スクリプトを見ながら」から「見ないで」へ進む段階があります。スピークのドリルは、そのスクリプトを外していく工程が最初から組み込まれている形です。自分で英文を隠す手間がいりません。
たろす
たろす
実測でドリル1本=約5分でした。ビデオで5分シャドーイングして、ドリルで5分判定してもらう。これで研究の条件(1回10分)にちょうど届きます。

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1日10分のシャドーイング・メニュー

研究の条件(週3〜4回・1回10〜15分・6〜8週間)に合わせた、そのまま使える割り振りです。

時間やること段階
0〜2分ビデオ・レッスンを1倍速で流す内容の把握
2〜5分巻き戻してマンブリング×3回ステップ2〜3
5〜10分スピーキング・ドリルで声に出すステップ4+判定
やってみた実感 最初は「たった10分で意味があるのか」と思っていました。ただ実際にやると、10分でも口はかなり疲れます。集中して追いかけている時間はそれくらいが限界で、だらだら30分やった日より、10分で切り上げた日の方が翌日に残っていました。
読者
読者さん
同じレッスンを何日も繰り返した方がいいんですか?それとも次に進むべき?
たろす
たろす
私は「同じレッスンを3日、そのあと次へ」にしています。スピークは覚えたフレーズが1日後に復習キューへ入る仕組みなので、そこに任せて先に進んでも取りこぼしにくいです。

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シャドーイングでやりがちな失敗4つ

失敗①:完璧に言えるまで先に進まない シャドーイングは全部の音を拾えなくて当たり前です。7割ついていければ十分。完璧を条件にすると、1つのレッスンで止まります。
失敗②:長い素材を選ぶ 海外ドラマや長いニュースは、教材としては重すぎます。研究で使われたのも短い会話でした。スピークのレッスンは1本10分前後に区切られているので、そのまま1レッスンぶんを教材にするのがちょうどいい分量です。
失敗③:意味が分からない素材でやる 意味を知らない英文を追いかけても、音のものまねで終わります。先に和訳を確認してからシャドーイングに入ってください。スピークは英文の下に和訳が出るので、この工程が自動で済みます。
失敗④:ネイティブそっくりを目指す 研究で伸びなかった唯一の項目が「訛りの強さ」です。目標は伝わることと詰まらないこと。日本語なまりは残っていて構いません。

スピークでのシャドーイング・よくある質問

何週間くらいで効果が出ますか?

紹介した研究では、6週間(週3〜4回・1回10〜15分)と8週間(週4回以上・1回10分以上)で効果が確認されています。1〜2か月は続ける前提で考えておくと、途中で焦らずに済みます。

英語がまったく分からなくても始められますか?

大丈夫です。スピークは超初級のコースから始められ、英文の下に必ず和訳が出ます。私も学校の授業以来という状態から始めました。最初は超初級のレッスン1本を、マンブリングでゆっくり追うところからで十分です。

英文を見ながらシャドーイングしてもいいですか?

最初は見ながらで構いません。むしろスピークのドリルは、進むにつれて英文が1語ずつ隠れていく作りになっているので、見る量が自然に減っていきます。

再生速度は上げた方がいいですか?

英語ゼロの段階では上げないでください。1倍速で追いつけない状態で速度を上げても、口が動かないまま時間が過ぎます。1倍速で7割ついていけるようになってから1.25倍速を試すのが順番です。

声を出せない環境しかありません。それでもできますか?

ステップ1のサイレント・シャドーイングなら可能です。ただし、それだけで完結させるのは避けてください。1日5分でいいので、声を出せる時間を別に確保するのがおすすめです。やり方は電車の中でのスピーク学習にまとめました。

YouTubeの動画でシャドーイングするのとどう違いますか?

素材そのものはどこのものでも構いません。スピークを使う利点は、和訳・速度調整・発音判定・聴き比べが1つの画面にそろっていて、教材を探す時間が0になることです。続かない原因の多くは「今日は何をやるか決める段階」なので、そこが省けるのは地味に効きます。

まとめ:ビデオでシャドーイング、ドリルで答え合わせ

  • シャドーイング=聞こえた英語を影のように追って口に出す練習。スピークに専用ボタンは無いが、必要な道具はそろっている
  • 研究では週3〜4回・1回10〜15分・6〜8週間で、伝わりやすさと流暢さ、そして音の聞き分けが向上した
  • ただし訛りは消えない。目指すのは「伝わる・詰まらない」であって、ネイティブそっくりではない
  • 順番はサイレント → マンブリング → プロソディ → コンテンツ。声を少しずつ大きくしていく
  • スピークではビデオ・レッスンでシャドーイングし、スピーキング・ドリルで判定してもらう。合わせて1日10分

声を出せない時間の使い方は電車の中でのスピーク学習に、アプリの機能の全体像は無料体験でどこまで使えるかにまとめています。料金が気になる方は料金プラン完全ガイドもあわせてどうぞ。

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